色々昔話をしようw
でも、つまらん話だから何が言いたいかは最後だけ読めばいいw
過去を振り返ったとき、PCの歴史が大きく変わったと思うのは、1995年にWindows95が発売されたときだろう。
今の姿が全く想像できないような秋葉原で、しかも真夜中のそのお祭り騒ぎの光景は忘れることができない。
秋葉原と言えば電気街だし、その看板の照明やらネオンから明るいイメージを思い浮かべるが、20時を過ぎたら真っ暗な街だった。
そんな街で、日付が変わろうとしている時間に店という店がシャッターを開けてWindows95を販売し、人を掻き分けないと歩けないほどの賑わいを見せていた。
そんな人ごみの中を歩くサンドイッチマンがいた。
その体の前後に付けた看板にはAppleとMacを絶賛し、Windowsを誹謗する内容が書かれていた。
いわゆる信者というやつだw
当時の日本のパソコンはNECとEPSONの9801シリーズとその互換機が大半を占めていた。
MS-DOSというCUI(キャラクタユーザインタフェース。キーボードでコマンドを打って操作する)なOSでは漢字ROMを内蔵したマシーンが性能的には圧倒的に有利だった。
俺はMS-DOS上で動くWindows3.1からWindowsをさわりはじめたが、GUI(グラフィカルユーザインタフェース。主にマウス等を使い直感的に操作する)は圧倒的に操作が楽な反面、PCには高いスペックが要求された。
当時のNECやEPSONのPCは、一通りそろえると40万以上は当たり前で、最高スペックを求めると60万ほどするものだったが、GUIなWindowsでは漢字ROMは役にたたず、ただただCPUとグラフィックの性能がものを言う時代となった。
そこでPC/AT互換機である。
IBMをはじめ、メーカー製のPCも多く登場したが、9801シリーズのマシンよりは安かったがメーカーが保証するゆえ値段には限界があったが、ショップブランドや自作となれば保証は手薄だが格安で高いスペックのマシンが手に入った。
NECやEPSONでは60万出しても買えないようなスペックのマシンが30万で買えるのは夢のようだったw
俺の友人にはその手の達人的人たちがいたので最初こそFMVなど買ったがwその後は自作機がメインとなり、それは今も変わらない。
さて、話を信者に戻すが、どちらが先で、どんな経緯で、何を争っていたかは調べないとわからないが、少なくとも俺のPCの歴史ではMacは当時はすでにGUIを採用していた。
後発のWindowsが、日本で最も売れていた9801シリーズの顧客も取り込み、マーケットも大きくなって、今更GUIは便利と我が物顔するのは面白くないと信者は考えているのだと思った。
だが、俺にとってはPCと言えばDOSやWindowsが動くものであって、Macはデザイナーやミュージシャンが使う特別でマニアックなPCであり、自分とは無縁の存在のものだと考えていた。
したがって、このAppleだかMac信者さんが、どれほど熱いファンであるかは理解したが、MacやApple製品に興味を持つことはなかった。
そんな一方で、このお祭り騒ぎの中、IBMのOS/2 Warpこそ最強のOSだと言う半分本気なキャンペーンを打つ知り合いのパソコン屋さんに集まって、便乗商売だ!と、Windows95完全対応ジャガイモやwプラグアンドプレイ対応ニンジンとかを売るw悪ふざけが懐かしいw
やがて年月が経ち、Windows98の時代をむかえる。
PCを使う人も爆発的に増え、インターネットも発達していく。
昔の面倒な時代を少しは経験しているし、自作PCを使っていることからか、よく友人や近所の人にPCの不調や、設定や、使い方などを相談されるようになった。
「ちょっと家のパソコン調子悪いから見てくれる?」
と言われて行った家でiMacが置かれていたときはまいったw
「わりっ!俺Macはわからねーんだw」
「パソコンってiMacじゃないの?」
説明する気さえ失せたw
が、パソコンといえば白い無愛想な箱とモニターが当たり前な時代に、色やデザインを取り入れたことは確かにすごいことだと思った。
そこにおいてあるだけでお洒落で、インテリアの一部になるなんて考えもしなかったからだ。
でも・・・
「それで何ができるの?」
ってのが俺の考え方だったw
ジョブズ氏の死をきっかけに彼の歴史を少しだけ学んだが、このiMacが大ヒットし経営的に厳しかったAppleが息を吹き返す原動力になったことを知った。
確かに売れてたもんな~w
次は音楽の聴き方の話だ。
3歳くらいから簡易型のレコードプレーヤーを音が出るおもちゃのように使っていた。
小学生の高学年になると、親のステレオにラジカセを繋ぎ、自分の好きな曲だけをカセットにダビングするようになった。
中学生になり憧れのウォークマンを買ってもらい、どこでも音楽を持ち出せるようになった。
高校生のときに自分用のミニコンポを買ってもらった。
やがて音源はレコードからCDとなり、カセットからMDへと変わっていった。
PCをいじるようになってから、CDの中の一曲が1つのファイルであることを知る。
CD-Rドライブが個人で買えるような値段で販売されるようになり、CDが自分で作れるようになった。
音楽を聴く環境は車がメインでCDを再生できればそれでよかった。
多連装CDチェンジャーなんかもあったが興味はなかった。
俺の場合、その時聴きたいマイブームな数曲を何度も聴くからだ。
それは今でも変わらないスタイルだ。
ときには1曲をずーーーーっとリピートで聴いているときもあるw
そんな環境だったから、CDのデータを圧縮して保存するMP3と言うものの価値が全くわからなかった。
聴きたいCDを買うなり、借りてくる。
買ったならそれでいいw借りたならそのまま1枚コピるw
その中から聴きたい曲だけをピックアップしてオリジナルCDを同じ構成で2~3枚作る。
それを車とPCでかけ続けるw
CDを一々入れ替えることもないし、それで事足りたからだ。
この運用方法は数年前まで続いていた。
だが、そんな俺もいくつかの要因で音楽のファイル化に目覚めるw
たまには前に聴いていた曲を聴きたくなることだってあるw
その時にCD入れ替えたり、そもそもそのCDを探すことが困難だったw
また、聴きたくなった新しい曲のためにCDを作り直すのも面倒になってきた。
一度MP3化すれば管理も楽だし、HDDの大容量化と低価格化もあり保存領域も余裕がある。
CDのライティングソフトも音質はともかく、MP3ファイルをWAVに変換して音楽CDを作ってくれる。
そう考えるとMP3化して保存の時代だなwと切り替える方向になっていったが・・・
一番の理由はiPodnanoを手に入れてからだ。
初めて友人の初代だか二代目のiPodを見たとき、自慢げに話すのを見ていて、多少いいな~と思ったけど、欲しいとは思わなかった。
どうせApple製品でMacを使う一部のマニアのアクセサリだろ!くらいw
聞けばiTunesってソフトを使わないと管理できないらしいじゃないか!Windowsにも対応したと言っても、そんなもんわざわざインストールしたくないしw
それに思ったより小さくないし、重いし、値段も高い。
全く受け入れようなどと思ってもいなかったのにw
2006年の春だったか?iPodnanoの4GBを買った直後に2GBが景品で当たった友人から貰った。
最初に見た友人のiPodよりnanoは小さく、軽く、何より無料で頂いてしまったのだw
そして初めてApple製品を使うことになるのだが・・・
いいじゃないか!
この当時、秋葉原にはちょくちょく行くようになっていた。
SDカードを挿して使うような安物MP3プレーヤーも多数販売されていたし、実際に買ってみようかなと思ったこともあったのだが、思いがけずnanoを手に入れたので、それらに手を出すこともなかった。
だから初めて使ったシリコンオーディオがiPodnanoだったのだ。
PCの性能も上がり、バージョンアップを重ねiTunesも安定して動作するようになっていたし、慣れるとそれほど嫌でもなくなっていたw
そうなると車での音楽もiPodで聴きたくなり、トランスミッターやアンプへのケーブル接続で環境を作り上げていった。
車は手放したが、最後に使ってたカーオーディオはピックアップが逝かれてディスクの再生に支障があることもあったが、全く問題にしないほど音楽再生はiPodに頼っていた。
PCはMacを使おうとは思わない。
だが、俺はとうとうApple製品を認めるようになり、生活に密着していったのだった。
次は携帯電話の話をしようかw
意外にも俺は携帯電話を早くから持っていたのだと、これを書きながら実感した。
94年の11月末には持っていた。
そんな俺でもアナログは知らないw
どちらも選べたがデジタルからはじめた。
docomo
デジタルF(レンタルだったね)
F101(キャンペーンで安かった)
D201(青い液晶に惚れた)
P207(小型軽量路線)
i-mode機
D502i(カラー液晶時代の始まり)
D503i(最後のmova機)
FOMA機
SH900i(唯一の折りたたみ)
SO902i(またちっちゃいのが欲しくなった)
D903iTV(ワンセグが欲しかった)
まあアステルのPHSなんかも持ってたけどねw
ここまではフラップ式を好んでいたのがわかる。
そして小型軽量を求めたときだけストレートタイプを選んでる。
あれほど流行った折りたたみが嫌いだったんだね~w
SH900iはスペック的に満足だったから選んだと思ったけど・・・
最後にスライド式になった。
で、基本ここまでは普通の携帯電話だった。
通話ができればよかった。
メールは嫌いだったなw
で、どうしても馴染めなかったのがi-mode
携帯専用サイトとか便利に使えたものもあったけど、ネットってのはPCと同じことができないと嫌だった。
それで買ったのが
w-zero3
一応初スマホってことで良いのかな?
WindowsMobile機=WM機
まず、通話には全く向かなかったw
PHSとか電波とかそんなの抜きにして、まず電話帳が使いにくすぎるw
期待したブラウザは確かにPCページ見れたけど、操作性が悪いし、速度が遅すぎた。
カメラは意外に便利だったな。
あと音声メモが素晴らしかった。
嫌いなメールもqwertyキーボードのおかげで少しは打つようになったw
液晶も解像度は低いけどでかくてキレイだったし、ビデオプレーヤーとしても役にたった。
これ一台ってわけには絶対できない機種だったけど、スマホを使い続けるきっかけになった。
バッテリーの持ちも悪い印象が残る。
そしてSOFTBANKとの付き合いが始まる。
x01ht
HTC製のスマホで3G回線を使う以外はw-zero3とOSも変わらなかった。
スライドキーボードも同じだし、良い部分も悪い部分も基本は一緒だけど。
回線速度は圧倒的に速くて良かった。
でも逆に液晶が残念で生かしきれなかった。
サイドのジョグダイヤルで操作性は良かったな。
理想はw-zero3の液晶で、この回線速度とジョグダイヤルがあればもっと愛着が沸いたかもしれない。
このころdocomoとSBの2台持ちだったことから、初めてSIMロック解除をした。
初めてと言ってもこれ一台のみなんだけどw
だからx01htではdocomoSIMもSBの銀SIMもどちらも使えた。
でも結局はキャリアの料金プランとの兼ね合いを考えるとほとんど意味はなかったけどねw
実質役にたったのはdocomoの携帯のバッテリー切れでSIMをx01htに差し替えて通話を続行できたくらいだったかなw
そんなわけでSB2回線体制になるw
ガラケーもSBにして
816SH(やっぱりスライド型シンプル)
921SH(スライド型ワンセグ付)
と使ってきた。
そしてとうとう時はやってくる。
2008年7月 iPhone3G発売
初代iPhoneは日本では発売されず、3Gとなって初めて日本でも発売された。
WM機を使ってきた俺としては、興味深々であったがどうも手を出す勇気がなかった。
PCでのMac嫌いはあったが、iPodは素晴らしいと思っていた。
iPodのために仕方なくiTunesもインストールして使うようにはなっていたから準備もできてる。
あのサイズ、あの形、あの大きさ、ペンを使わず指で操作できるのは魅力だった。
まあちゃんとタッチできるのか不安もあったけどw
ただハード的にスライドキーボードが大好きな俺は、物理的にキーを押してる感覚が無いソフトウエアキーボードがどうしても不満だったが、あの洗練された形にスライドキーボードなんて付けたら台無しだよな~とも思ったw
それと安定しないとか、キャリアメールが使えないとか色々不便な情報が入ってくる。
まあ、とにかく実機を触ってみるしかない!
そんな機会をうかがいながら、仕事の忙しさもあって本気で考えたり、考えなかったりを繰り返した。
約半年もw
だけど、その時点で本当はもうiPhone欲しくてたまらなかったんだと思うw
x01htやWM機をiPhoneのように見せかけるスキンとか入れて遊んでたくらいだからw
そしてとうとう実機を操作する機会がやってきた。
これまでと同じく、スマートフォンを持つ一番の目的はネットブラウジングである。
これが駄目なら全く買う意味がない。
ヨドバシの店頭だったと思うが、ネットにつながる状態で展示してあった。
では早速Safariを起動・・・
え?何これ?一瞬でページ全体が表示されたよw
でも字が小さいからここを拡大・・・
お~っ!!!すげ~~~~操作の仕方なんか知らないのに直感でつまんだり、広げたりするだけで思い通りに動く!
しかもスクロールもヌルヌルと滑らかに動く!
タップでも拡大できたり、全体表示に戻せたりw
楽しい~!すげ~!
次にメモを開いて文字の入力をしてみる。
う~ん・・・
やっぱりどこを押してるのかわからないwってかボタンをクリックしてる感覚が無いから、なんか不自然・・・
これって慣れるのかな?・・・
まあ、順番待ちの列ができるくらい人がいたから遠慮しておいたけど、もっと触っていたかったw
あのブラウザの気持ち良さはWM機と比べるのが失礼なくらい素晴らしい!
直感的に操作できることも、あのヌルヌル動く感じも気持ちいい!
x01htはもちろんだけど、w-zero3と比べても液晶の質は悪くない・・・ってか解像度は低いけど素早くスムーズに拡大、縮小表示できるから全く問題にならない。
しかし、入力だけはいただけない。
快適なブラウジングで情報を得ることはできても、レスポンスを発することができなきゃ片手落ちだ・・・
即購入には至らなかった。
またもう1つ考えたのは、きっと多くの人が考えるであろうiPodtouchがあればよくね?ってことだw
先日PSPのエントリーで少し書いたが、普段から持ち歩くものの中にこの時点ではiPodも含まれていた。
しかも携帯電話は2台だw携帯とiPodが一つになるだけでも持ち物が減るメリットがある。
だが、毎月お金がかかるiPhoneに比べ、touchなら買ったらそれきりお金はかからない。
通信が問題になるが、持ってる資産を生かすならWM機をルーターにすれば追加でお金がかかることもない。
それでいてあの快適ブラウジング環境が手に入る。
だが、それでは持ち物も減らないしバッテリー管理も面倒になる。
どうせ1回線使うことになるんだから、やっぱりiPhoneだろう!
この結論に至るまで更に何日か悩んだのは言うまでもないw
2009年1月
俺はとうとうiPhone3Gを買った。
当時のiOSのバージョンは2.xでMMSやコピペには対応しておらず、不便で不満も沢山あった。
ガラケーに比べればできないことも沢山あって、それは既にWM機でも体験しているから、普通にガラケーだけを使ってきた人には耐え難いことも、そんなの当たり前じゃん!wで笑っていられる部分もあったのかもしれないw
逆に言えば、今まで使ってきたWM機よりはるかに使いやすいから、デメリットなんてほとんど感じなかった。
なにより一番予想外だったことは、普通に電話として使えることだったw
WM機1台だけなんて絶対にできないと思った。
もし1台しか持てないなら、やはりガラケーだなと。
つまりWM機ってかスマートフォンは、ノートPCを持ち歩きたくないけど、PCに近いことができるための端末であり電話ではない。携帯電話の代わりにはならないってのが使ってみての結論だった。
ネット端末として携帯電話以上PC未満。
中途半端な隙間を埋める位置づけで、その守備範囲は極めて狭い。
しかし、iPhoneは違った。
これ1台で立派に携帯電話であり、ネット端末としてはPCほど万能じゃないけどブラウジングは天下一品。
メーラーの出来も良い。
守備範囲が広く、何より快適に動作する。
だから、俺はiPhoneは素晴らしいと胸を張って言えたし大好きになっていた。
その後少しの間はガラケーとの2台体制は続いたが、すぐに全く必要を感じなくなり、これ1台を持ち歩くようになった。
常に2台の携帯とiPodとを加えた、3つの持ち物が1台のiPhoneで済むようになり、さらに快適になった。
iPhoneに限らず、携帯を買い換えるときはいつも悩んできた。
スペックを比較しては、自分の理想に近いものを選び、買って良かったと思えたり、後悔したりw
だけどiPhoneを買って以来、他の携帯など全く興味がなくなった。
興味があるとすれば、それは新しいiPhoneだけだ。
発売から半年遅れて買ったことが仇となるw
半年後の2009年6月末iPhone3GS発売
わずか半年で新型の発売・・・
形は変わらないけど中身の進化は素晴らしい!当然欲しい!
でも半年前に契約したばかりorzどうしたものか?・・・
しかし、俺には2回線あるじゃないか!w
もう1回線もiPhoneにしちまえ!w
ってことで買ってしまったよw
その性能と満足度は言うまでもない。
このとき思った。
最新のiPhoneは最良のiPhoneだ!とw
以来、何のためらいもなく毎年最新のiPhoneを買っている。
2回線だとちょうど払い終えたころに新しくなるから負担は減らないが増えもしない。
だが、それで最新のiPhoneを使い続けられるのだから良いのだ!
皆さんにお知らせする番号は可能な限り1つにしようと思ってるから、契約上違うiPhoneでもSIMを差し替えて対応している。
3GSから4になるときは通常SIMとmicroSIMで形状が違うので少し困ったが、今回の5はいつも使ってる方の番号で契約できるからnanoSIMに変わっても問題ない。
来年になって次のiPhone、仮に6が出てもnanoSIMという規格が変わることは無いだろう。
nanoSIMのmicroSIM化下駄ってどうなのかな?LTEは拾わないとして使えるのか?大丈夫なのか?心配はあるけどw
使えないとバックアップの過去のiPhoneが全部使えなくなっちゃうからな~w
まあそれも微々たることだw
そんなわけで最後に・・・
俺はApple信者ではないしMac信者でもないけど、iPhone信者であることは間違いないw
そして、最新のiPhoneは最良のiPhoneであると信じている。
iPhone買うのを躊躇ってる人がいたら大声で言おう!
絶対買いだ!
てか買えw
迷わず買えよ!買えばわかるさ!ダー!w
でも、つまらん話だから何が言いたいかは最後だけ読めばいいw
過去を振り返ったとき、PCの歴史が大きく変わったと思うのは、1995年にWindows95が発売されたときだろう。
今の姿が全く想像できないような秋葉原で、しかも真夜中のそのお祭り騒ぎの光景は忘れることができない。
秋葉原と言えば電気街だし、その看板の照明やらネオンから明るいイメージを思い浮かべるが、20時を過ぎたら真っ暗な街だった。
そんな街で、日付が変わろうとしている時間に店という店がシャッターを開けてWindows95を販売し、人を掻き分けないと歩けないほどの賑わいを見せていた。
そんな人ごみの中を歩くサンドイッチマンがいた。
その体の前後に付けた看板にはAppleとMacを絶賛し、Windowsを誹謗する内容が書かれていた。
いわゆる信者というやつだw
当時の日本のパソコンはNECとEPSONの9801シリーズとその互換機が大半を占めていた。
MS-DOSというCUI(キャラクタユーザインタフェース。キーボードでコマンドを打って操作する)なOSでは漢字ROMを内蔵したマシーンが性能的には圧倒的に有利だった。
俺はMS-DOS上で動くWindows3.1からWindowsをさわりはじめたが、GUI(グラフィカルユーザインタフェース。主にマウス等を使い直感的に操作する)は圧倒的に操作が楽な反面、PCには高いスペックが要求された。
当時のNECやEPSONのPCは、一通りそろえると40万以上は当たり前で、最高スペックを求めると60万ほどするものだったが、GUIなWindowsでは漢字ROMは役にたたず、ただただCPUとグラフィックの性能がものを言う時代となった。
そこでPC/AT互換機である。
IBMをはじめ、メーカー製のPCも多く登場したが、9801シリーズのマシンよりは安かったがメーカーが保証するゆえ値段には限界があったが、ショップブランドや自作となれば保証は手薄だが格安で高いスペックのマシンが手に入った。
NECやEPSONでは60万出しても買えないようなスペックのマシンが30万で買えるのは夢のようだったw
俺の友人にはその手の達人的人たちがいたので最初こそFMVなど買ったがwその後は自作機がメインとなり、それは今も変わらない。
さて、話を信者に戻すが、どちらが先で、どんな経緯で、何を争っていたかは調べないとわからないが、少なくとも俺のPCの歴史ではMacは当時はすでにGUIを採用していた。
後発のWindowsが、日本で最も売れていた9801シリーズの顧客も取り込み、マーケットも大きくなって、今更GUIは便利と我が物顔するのは面白くないと信者は考えているのだと思った。
だが、俺にとってはPCと言えばDOSやWindowsが動くものであって、Macはデザイナーやミュージシャンが使う特別でマニアックなPCであり、自分とは無縁の存在のものだと考えていた。
したがって、このAppleだかMac信者さんが、どれほど熱いファンであるかは理解したが、MacやApple製品に興味を持つことはなかった。
そんな一方で、このお祭り騒ぎの中、IBMのOS/2 Warpこそ最強のOSだと言う半分本気なキャンペーンを打つ知り合いのパソコン屋さんに集まって、便乗商売だ!と、Windows95完全対応ジャガイモやwプラグアンドプレイ対応ニンジンとかを売るw悪ふざけが懐かしいw
やがて年月が経ち、Windows98の時代をむかえる。
PCを使う人も爆発的に増え、インターネットも発達していく。
昔の面倒な時代を少しは経験しているし、自作PCを使っていることからか、よく友人や近所の人にPCの不調や、設定や、使い方などを相談されるようになった。
「ちょっと家のパソコン調子悪いから見てくれる?」
と言われて行った家でiMacが置かれていたときはまいったw
「わりっ!俺Macはわからねーんだw」
「パソコンってiMacじゃないの?」
説明する気さえ失せたw
が、パソコンといえば白い無愛想な箱とモニターが当たり前な時代に、色やデザインを取り入れたことは確かにすごいことだと思った。
そこにおいてあるだけでお洒落で、インテリアの一部になるなんて考えもしなかったからだ。
でも・・・
「それで何ができるの?」
ってのが俺の考え方だったw
ジョブズ氏の死をきっかけに彼の歴史を少しだけ学んだが、このiMacが大ヒットし経営的に厳しかったAppleが息を吹き返す原動力になったことを知った。
確かに売れてたもんな~w
次は音楽の聴き方の話だ。
3歳くらいから簡易型のレコードプレーヤーを音が出るおもちゃのように使っていた。
小学生の高学年になると、親のステレオにラジカセを繋ぎ、自分の好きな曲だけをカセットにダビングするようになった。
中学生になり憧れのウォークマンを買ってもらい、どこでも音楽を持ち出せるようになった。
高校生のときに自分用のミニコンポを買ってもらった。
やがて音源はレコードからCDとなり、カセットからMDへと変わっていった。
PCをいじるようになってから、CDの中の一曲が1つのファイルであることを知る。
CD-Rドライブが個人で買えるような値段で販売されるようになり、CDが自分で作れるようになった。
音楽を聴く環境は車がメインでCDを再生できればそれでよかった。
多連装CDチェンジャーなんかもあったが興味はなかった。
俺の場合、その時聴きたいマイブームな数曲を何度も聴くからだ。
それは今でも変わらないスタイルだ。
ときには1曲をずーーーーっとリピートで聴いているときもあるw
そんな環境だったから、CDのデータを圧縮して保存するMP3と言うものの価値が全くわからなかった。
聴きたいCDを買うなり、借りてくる。
買ったならそれでいいw借りたならそのまま1枚コピるw
その中から聴きたい曲だけをピックアップしてオリジナルCDを同じ構成で2~3枚作る。
それを車とPCでかけ続けるw
CDを一々入れ替えることもないし、それで事足りたからだ。
この運用方法は数年前まで続いていた。
だが、そんな俺もいくつかの要因で音楽のファイル化に目覚めるw
たまには前に聴いていた曲を聴きたくなることだってあるw
その時にCD入れ替えたり、そもそもそのCDを探すことが困難だったw
また、聴きたくなった新しい曲のためにCDを作り直すのも面倒になってきた。
一度MP3化すれば管理も楽だし、HDDの大容量化と低価格化もあり保存領域も余裕がある。
CDのライティングソフトも音質はともかく、MP3ファイルをWAVに変換して音楽CDを作ってくれる。
そう考えるとMP3化して保存の時代だなwと切り替える方向になっていったが・・・
一番の理由はiPodnanoを手に入れてからだ。
初めて友人の初代だか二代目のiPodを見たとき、自慢げに話すのを見ていて、多少いいな~と思ったけど、欲しいとは思わなかった。
どうせApple製品でMacを使う一部のマニアのアクセサリだろ!くらいw
聞けばiTunesってソフトを使わないと管理できないらしいじゃないか!Windowsにも対応したと言っても、そんなもんわざわざインストールしたくないしw
それに思ったより小さくないし、重いし、値段も高い。
全く受け入れようなどと思ってもいなかったのにw
2006年の春だったか?iPodnanoの4GBを買った直後に2GBが景品で当たった友人から貰った。
最初に見た友人のiPodよりnanoは小さく、軽く、何より無料で頂いてしまったのだw
そして初めてApple製品を使うことになるのだが・・・
いいじゃないか!
この当時、秋葉原にはちょくちょく行くようになっていた。
SDカードを挿して使うような安物MP3プレーヤーも多数販売されていたし、実際に買ってみようかなと思ったこともあったのだが、思いがけずnanoを手に入れたので、それらに手を出すこともなかった。
だから初めて使ったシリコンオーディオがiPodnanoだったのだ。
PCの性能も上がり、バージョンアップを重ねiTunesも安定して動作するようになっていたし、慣れるとそれほど嫌でもなくなっていたw
そうなると車での音楽もiPodで聴きたくなり、トランスミッターやアンプへのケーブル接続で環境を作り上げていった。
車は手放したが、最後に使ってたカーオーディオはピックアップが逝かれてディスクの再生に支障があることもあったが、全く問題にしないほど音楽再生はiPodに頼っていた。
PCはMacを使おうとは思わない。
だが、俺はとうとうApple製品を認めるようになり、生活に密着していったのだった。
次は携帯電話の話をしようかw
意外にも俺は携帯電話を早くから持っていたのだと、これを書きながら実感した。
94年の11月末には持っていた。
そんな俺でもアナログは知らないw
どちらも選べたがデジタルからはじめた。
docomo
デジタルF(レンタルだったね)
F101(キャンペーンで安かった)
D201(青い液晶に惚れた)
P207(小型軽量路線)
i-mode機
D502i(カラー液晶時代の始まり)
D503i(最後のmova機)
FOMA機
SH900i(唯一の折りたたみ)
SO902i(またちっちゃいのが欲しくなった)
D903iTV(ワンセグが欲しかった)
まあアステルのPHSなんかも持ってたけどねw
ここまではフラップ式を好んでいたのがわかる。
そして小型軽量を求めたときだけストレートタイプを選んでる。
あれほど流行った折りたたみが嫌いだったんだね~w
SH900iはスペック的に満足だったから選んだと思ったけど・・・
最後にスライド式になった。
で、基本ここまでは普通の携帯電話だった。
通話ができればよかった。
メールは嫌いだったなw
で、どうしても馴染めなかったのがi-mode
携帯専用サイトとか便利に使えたものもあったけど、ネットってのはPCと同じことができないと嫌だった。
それで買ったのが
w-zero3
一応初スマホってことで良いのかな?
WindowsMobile機=WM機
まず、通話には全く向かなかったw
PHSとか電波とかそんなの抜きにして、まず電話帳が使いにくすぎるw
期待したブラウザは確かにPCページ見れたけど、操作性が悪いし、速度が遅すぎた。
カメラは意外に便利だったな。
あと音声メモが素晴らしかった。
嫌いなメールもqwertyキーボードのおかげで少しは打つようになったw
液晶も解像度は低いけどでかくてキレイだったし、ビデオプレーヤーとしても役にたった。
これ一台ってわけには絶対できない機種だったけど、スマホを使い続けるきっかけになった。
バッテリーの持ちも悪い印象が残る。
そしてSOFTBANKとの付き合いが始まる。
x01ht
HTC製のスマホで3G回線を使う以外はw-zero3とOSも変わらなかった。
スライドキーボードも同じだし、良い部分も悪い部分も基本は一緒だけど。
回線速度は圧倒的に速くて良かった。
でも逆に液晶が残念で生かしきれなかった。
サイドのジョグダイヤルで操作性は良かったな。
理想はw-zero3の液晶で、この回線速度とジョグダイヤルがあればもっと愛着が沸いたかもしれない。
このころdocomoとSBの2台持ちだったことから、初めてSIMロック解除をした。
初めてと言ってもこれ一台のみなんだけどw
だからx01htではdocomoSIMもSBの銀SIMもどちらも使えた。
でも結局はキャリアの料金プランとの兼ね合いを考えるとほとんど意味はなかったけどねw
実質役にたったのはdocomoの携帯のバッテリー切れでSIMをx01htに差し替えて通話を続行できたくらいだったかなw
そんなわけでSB2回線体制になるw
ガラケーもSBにして
816SH(やっぱりスライド型シンプル)
921SH(スライド型ワンセグ付)
と使ってきた。
そしてとうとう時はやってくる。
2008年7月 iPhone3G発売
初代iPhoneは日本では発売されず、3Gとなって初めて日本でも発売された。
WM機を使ってきた俺としては、興味深々であったがどうも手を出す勇気がなかった。
PCでのMac嫌いはあったが、iPodは素晴らしいと思っていた。
iPodのために仕方なくiTunesもインストールして使うようにはなっていたから準備もできてる。
あのサイズ、あの形、あの大きさ、ペンを使わず指で操作できるのは魅力だった。
まあちゃんとタッチできるのか不安もあったけどw
ただハード的にスライドキーボードが大好きな俺は、物理的にキーを押してる感覚が無いソフトウエアキーボードがどうしても不満だったが、あの洗練された形にスライドキーボードなんて付けたら台無しだよな~とも思ったw
それと安定しないとか、キャリアメールが使えないとか色々不便な情報が入ってくる。
まあ、とにかく実機を触ってみるしかない!
そんな機会をうかがいながら、仕事の忙しさもあって本気で考えたり、考えなかったりを繰り返した。
約半年もw
だけど、その時点で本当はもうiPhone欲しくてたまらなかったんだと思うw
x01htやWM機をiPhoneのように見せかけるスキンとか入れて遊んでたくらいだからw
そしてとうとう実機を操作する機会がやってきた。
これまでと同じく、スマートフォンを持つ一番の目的はネットブラウジングである。
これが駄目なら全く買う意味がない。
ヨドバシの店頭だったと思うが、ネットにつながる状態で展示してあった。
では早速Safariを起動・・・
え?何これ?一瞬でページ全体が表示されたよw
でも字が小さいからここを拡大・・・
お~っ!!!すげ~~~~操作の仕方なんか知らないのに直感でつまんだり、広げたりするだけで思い通りに動く!
しかもスクロールもヌルヌルと滑らかに動く!
タップでも拡大できたり、全体表示に戻せたりw
楽しい~!すげ~!
次にメモを開いて文字の入力をしてみる。
う~ん・・・
やっぱりどこを押してるのかわからないwってかボタンをクリックしてる感覚が無いから、なんか不自然・・・
これって慣れるのかな?・・・
まあ、順番待ちの列ができるくらい人がいたから遠慮しておいたけど、もっと触っていたかったw
あのブラウザの気持ち良さはWM機と比べるのが失礼なくらい素晴らしい!
直感的に操作できることも、あのヌルヌル動く感じも気持ちいい!
x01htはもちろんだけど、w-zero3と比べても液晶の質は悪くない・・・ってか解像度は低いけど素早くスムーズに拡大、縮小表示できるから全く問題にならない。
しかし、入力だけはいただけない。
快適なブラウジングで情報を得ることはできても、レスポンスを発することができなきゃ片手落ちだ・・・
即購入には至らなかった。
またもう1つ考えたのは、きっと多くの人が考えるであろうiPodtouchがあればよくね?ってことだw
先日PSPのエントリーで少し書いたが、普段から持ち歩くものの中にこの時点ではiPodも含まれていた。
しかも携帯電話は2台だw携帯とiPodが一つになるだけでも持ち物が減るメリットがある。
だが、毎月お金がかかるiPhoneに比べ、touchなら買ったらそれきりお金はかからない。
通信が問題になるが、持ってる資産を生かすならWM機をルーターにすれば追加でお金がかかることもない。
それでいてあの快適ブラウジング環境が手に入る。
だが、それでは持ち物も減らないしバッテリー管理も面倒になる。
どうせ1回線使うことになるんだから、やっぱりiPhoneだろう!
この結論に至るまで更に何日か悩んだのは言うまでもないw
2009年1月
俺はとうとうiPhone3Gを買った。
当時のiOSのバージョンは2.xでMMSやコピペには対応しておらず、不便で不満も沢山あった。
ガラケーに比べればできないことも沢山あって、それは既にWM機でも体験しているから、普通にガラケーだけを使ってきた人には耐え難いことも、そんなの当たり前じゃん!wで笑っていられる部分もあったのかもしれないw
逆に言えば、今まで使ってきたWM機よりはるかに使いやすいから、デメリットなんてほとんど感じなかった。
なにより一番予想外だったことは、普通に電話として使えることだったw
WM機1台だけなんて絶対にできないと思った。
もし1台しか持てないなら、やはりガラケーだなと。
つまりWM機ってかスマートフォンは、ノートPCを持ち歩きたくないけど、PCに近いことができるための端末であり電話ではない。携帯電話の代わりにはならないってのが使ってみての結論だった。
ネット端末として携帯電話以上PC未満。
中途半端な隙間を埋める位置づけで、その守備範囲は極めて狭い。
しかし、iPhoneは違った。
これ1台で立派に携帯電話であり、ネット端末としてはPCほど万能じゃないけどブラウジングは天下一品。
メーラーの出来も良い。
守備範囲が広く、何より快適に動作する。
だから、俺はiPhoneは素晴らしいと胸を張って言えたし大好きになっていた。
その後少しの間はガラケーとの2台体制は続いたが、すぐに全く必要を感じなくなり、これ1台を持ち歩くようになった。
常に2台の携帯とiPodとを加えた、3つの持ち物が1台のiPhoneで済むようになり、さらに快適になった。
iPhoneに限らず、携帯を買い換えるときはいつも悩んできた。
スペックを比較しては、自分の理想に近いものを選び、買って良かったと思えたり、後悔したりw
だけどiPhoneを買って以来、他の携帯など全く興味がなくなった。
興味があるとすれば、それは新しいiPhoneだけだ。
発売から半年遅れて買ったことが仇となるw
半年後の2009年6月末iPhone3GS発売
わずか半年で新型の発売・・・
形は変わらないけど中身の進化は素晴らしい!当然欲しい!
でも半年前に契約したばかりorzどうしたものか?・・・
しかし、俺には2回線あるじゃないか!w
もう1回線もiPhoneにしちまえ!w
ってことで買ってしまったよw
その性能と満足度は言うまでもない。
このとき思った。
最新のiPhoneは最良のiPhoneだ!とw
以来、何のためらいもなく毎年最新のiPhoneを買っている。
2回線だとちょうど払い終えたころに新しくなるから負担は減らないが増えもしない。
だが、それで最新のiPhoneを使い続けられるのだから良いのだ!
皆さんにお知らせする番号は可能な限り1つにしようと思ってるから、契約上違うiPhoneでもSIMを差し替えて対応している。
3GSから4になるときは通常SIMとmicroSIMで形状が違うので少し困ったが、今回の5はいつも使ってる方の番号で契約できるからnanoSIMに変わっても問題ない。
来年になって次のiPhone、仮に6が出てもnanoSIMという規格が変わることは無いだろう。
nanoSIMのmicroSIM化下駄ってどうなのかな?LTEは拾わないとして使えるのか?大丈夫なのか?心配はあるけどw
使えないとバックアップの過去のiPhoneが全部使えなくなっちゃうからな~w
まあそれも微々たることだw
そんなわけで最後に・・・
俺はApple信者ではないしMac信者でもないけど、iPhone信者であることは間違いないw
そして、最新のiPhoneは最良のiPhoneであると信じている。
iPhone買うのを躊躇ってる人がいたら大声で言おう!
絶対買いだ!
てか買えw
迷わず買えよ!買えばわかるさ!ダー!w