さて、移植作業の続きです。

今更ですが、こんなマニアックな作業は同じことをやろうと思ってる人以外には全く無意味な記事ですw
ただ、なんと言いますか・・・最近、情報収集のためにネットを見ていても、途中経過が無くていきなり出来ました!
ってのが多いんですよねw
それは個人の自由だし、作業中に写真撮るのって面倒なのもわかるけど、俺的には全く意味が無いと思っています。
せめて注意点や、苦労したポイントだけでも書いてくれたらいいのになんて思います。
たった一人でもこれを読んで作業が楽にできたとか、助かったっという人がいれば良いななんて思いながら書くことにします。

まずはハンドルカバーからメーターだけを取り外します。

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寒いので室内作業です。
汚れてるので軽く拭き取ってから作業を開始。

最初にやることは・・・

写真を撮っておくw

blogを書くためもあるけど、あとでわからなくなったら写真みれば少なくとも元に戻すくらいはできるでしょうからねw

さて、そしたらメーターからメーターハーネスを外します。

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ハーネスだけになります。

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外すと、また手が届かなかったところがあるので更に拭いてから作業します。
これは汚れるのが嫌なのもあるけど、線の色を見極めるためにも重要です。

今回はメーター側の配線を加工しようと思い、まずはどうなってるのか調べることにしました。

頭悪いんで、表にまとめないとわからないから調べながらエクセルに落としました。










AF18 AF35

アース(-) アース(-)

緑/黄 ブレーキランプ ブレーキランプ

ライトスイッチ中央 Hi、Low中央

ライトスイッチ左 なし

ライトスイッチ右 なし

IGN電源 IGN電源

ウインカーランプとスイッチ ウインカーランプとスイッチ

ウインカーランプとスイッチ ウインカーランプとスイッチ

青/白 燃料計 燃料計

緑/赤 メーター内 メーター内

黄/白 燃料計 燃料計

黄/赤 スターター スターター

ミント ホーン ホーン

なし ウインカースイッチ








車体とメーターを繋ぐハーネス部分でAF18で13本、AF35で12本である。
緑は多数あるのでアース(-)だと思われる。
黒はブレーキスイッチと繋がってるから、おそらくエンジンが始動していなくてもキーONだけで電気が流れるIGN電源だと思う。

まずは、この合わない本数の原因を調べることにした。
AF18にはあって、AF35には無い線が2つある。
茶色と桃色だ。
これはいずれもライトのON、OFF切り替えスイッチに繋がる線だ。
AF35にはスイッチが無いのだから余る線があっても不思議ではないが、どんな役目なのかがわからない。
そこで登場するのがこれだ!

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テスター使うの何年ぶりだろう?w

スイッチに配線してテストしてみた。











ライトOFF


ライトON








という結果になった。
予想するに、黄色が+でライトがOFFのときは桃色に電気が流れ、ライトがONになると茶色に電気が流れる。
というスイッチなのだろう。
ではそれぞれの行き先だが

黄色はこのスイッチにしかない。他に見当たらない。
茶色はメーター照明と、Hi、Low切り替えスイッチにも見られる。
桃もこのスイッチ以外には見当たらない。

車体側を見てみると、たぶんフロントに付いてる抵抗に桃がつながってるようなので、おそらくは黄色で入ってきた+電流がライトOFFで使われなかったときに余分だから抵抗に流して消費しているのだと思う。
したがって、このスイッチを使わないのであれば、桃色は絶縁しておけば良いと判断する。
常時ONのAF35には抵抗など付いていないのだから間違いないだろう。

これで1本減った。

次に茶色はメーター照明と連動しいるのと、Hi、Low切り替えスイッチに行っているが、ライトがONじゃないと意味が無い。

AF18は








Hi、Low









配線に無し
配線に無し






AF35は



Hi、Low









配線に無し
配線に無し





 
となっている。
つまり、ライトがONで茶色に流れる電流をHi、Lowに切り替えてるAF18に対して、そんなスイッチが無いAF35は直接黄色がここに入ってるということになる。
したがって、ライトON、OFFスイッチを使わない場合は茶色と黄色を直結すれば問題無いと思われる。

これで2本無くて良い理由がわかった。

ちなみに青と白の配線に無しというのは、車体側のハーネスに無いという意味で、スイッチからヘッドライトに出る線なので問題ない。

さて、次は逆だ。
AF35にはあって、AF18に無い線がある。
灰色だ。
正確には車体側との接続部に無いだけで、メーター付近にはあるのだ。
ではそれは何か。
これは簡単にわかった。

AF18は



ウインカー









車体から配線に無し






 AF35は



ウインカー













 
まず、ウインカーのスイッチがプッシュキャンセルとなり、配列が変わってる。
そして、ウインカーリレーがメーター部にあるAF18には取り付けるカプラーがあり、そこには灰色の線が入ってる。
一方AF35は車体側にウインカーリレーがあるので灰色の線を車体側にもっていってるのだ。

したがって、この灰色線にウインカーリレーを繋げば問題ないであろう。

これで配線の数に対する疑問は一応は解決できたように思う。

まあ、ここまでやってからAF18はネットで配線図あることに気付くw
AF35は見つからなかったけど。


さて、そうなると実際の作業になるのだが・・・

まずは燃料計の配線と思われる3本は直接メーターにネジ止めする。
これで位置も大体決まる。
メーター内照明は1つから2つに増えるので増設が必要だ。
メーター内照明にはウエッジ球を使うので、そのソケットが必要になる。
当然これはAF35から切ってもってくるしかないから、AF35ハーネスも無事では済まないのだ。
それはとりあえず後でやるとして、全体のバランスを確認すると・・・

これどう考えても、左側のスイッチ届かないぞ・・・

ネジ止めの部分を工夫してなるべく左にオフセットさせてみるも・・・

左側スイッチ延長?いや左って3スイッチで線8本あるよw全部延長って・・・まあどうせウインカーは配列変えるからいいけど・・・

メーターから出てる配線もカプラーとギボシで合わないから直接配線だよな~・・・

ライトとウインカーはカプラー違うから7本繋ぐとして・・・

これってもしかしてさ・・・

メーター側加工するより車体側と繋がるカプラー部分を全部切って移植した方が楽じゃね?
そうすりゃメーター側ほぼ無加工だよね?だって付いてたままなんだからw
ウインカーリレーの設置場所と配線の問題だけだし、繋ぐ本数はそれほ多くなくて済むような気が・・・

でも、それって大昔にやったのと全く同じw

20年前の俺よ!お前は間違ってないぞ!ww


さあ、そうと決まれば頭ではなく手先を使う方だw

しかし、この配線の数々を全部ギボシにするのは面倒だし場所もとる。
やっぱり線剥いてねじってビニールテープがお手軽で、場所を少しずらせば膨らむこともないだろう。
ところが、ここでビニールテープが見つからないw
買いに行こうかと思ったけど外は雨だし、眠くなってきたw

しばらく仮眠した。

起きてからビニールテープを買いに行く前にスイッチ類を全部はずしてハンドルカバーを洗った。
カバー自体はキレイになったが、スイッチの状態が酷い。

他のスイッチはAF18から持ってくれば良いが、ウインカーだけはそうもいかない。
せっかくのプッシュキャンセルなのに動きが渋い。
バーツクリーナーを吹いても多少改善されるくらいで渋い。
で、よく見ると分解できそうな?

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まだ洗浄が完璧じゃないけど、とりあえずばらしてグリスアップができる状態にはなった。
比較のために1円玉置いたけど、とにかく小さい!細かい!
新品買ったら信頼性も高く、使い心地も良いに決まってるが、こんな小さな部品でも結構なお値段なんだよねw(多分ねw)

直せるものは直して使う!

ついでだから他のスイッチも!まだ未洗浄の汚いのをどうぞ!

IMG_0396

そんなわけで、思いがけず細かい作業に時間をとられて思うように進んでませんw
これから、ビニールテープ等買いにいきますw