実際の手続きについて

ここで簡単にその方法を説明するが、あくまで千葉運輸支局 習志野自動車検査登録事務所の場合であり、必要な書類が違ってくる可能性があるので、実行する場合は自分の住む管轄の運輸支局に問い合わせをしてください。

まず原付のエンジンを125cc以上にボアアップするか、125cc以上のエンジンに換装する。

俺の場合はベース車両がホンダのpcx初期型の125(正確には124cc)のボアアップとした。
100ccくらいのエンジンならボアアップにより125cc以上にできるかもしれないが、それ以下ならエンジンを丸ごとのせかえた方が手っ取り早いだろう。
ただし、エンジンをのせかえた場合は、そのエンジンが盗難品ではないか等の証明が必要なようだ。
ボアアップの場合は、ベースは同じなので使用したキットの説明書があれば良いと言われた。

さらっと書いたけど、高速道路は時速100キロで走ることができます。
ボアアップだ、のせかえだと簡単に言いますが、本来メーカーが想定している使い方ではありません。
全て自己責任が基本です。
高速道路上で壊れて走れなくなれば、自分が危険なだけではなく、他人の事故の原因となることもあります。
覚悟して実行してくださいね。

必要な書類

原付の廃車証明
住民票(3ヶ月以内)
軽二輪の自賠責保険
ボアアップキットの説明書(排気量がわかる)

これに加え

印鑑(認印でよい)
お金(重量税、ナンバープレート代)

が必要になります。

更に

誓約書
改造申請書(改造概要説明書、車両種別変更申請書、等、種類や呼び名は色々だったり全てだったり)


原付の廃車証明

ボアアップした時点で原付として走ることはできないのだから廃車は当然ですね。
人から譲り受けて同時に軽二輪登録も可能だと思いますが、まずは自分の名義で一度登録して廃車した方が楽だと思います。
つまり提出する廃車証明が自分の名義になっている方が余計に色々書類をださずに済むと思います。
当たり前の話ですが、廃車した原付に乗って登録をしに行くことはできませんので、運輸支局までの足も考えておいてくださいw

住民票(3ヶ月以内)

原付の廃車をするのは市区町村ですから、同じ建物で住民票の取得もできるはずです。
そのときにとってしまえば手間が省けます。

軽二輪の自賠責保険

これは運輸支局の近所に多分取扱いしているところがあるはずです。
代書屋などでも扱っています。
どこでも料金は変わりません。
原付を軽二輪登録する場合は、保険会社が本当に軽二輪なのか?間違いないのか?確認があるようです。
したがって前もって準備するよりも、当日提出する書類(排気量の計算や車体番号)がそろった状態の方が間違いありません。
俺の場合は運輸支局に提出する書類のコピーをとって良いか?と言われたので、どうぞどうぞ!wと渡しました。

ちなみに廃車した原付に自賠責が残ってた場合、廃車証明に自賠責解約用の証明も付いていると思います。
この部分はしっかり手元に残しておいてくださいね。
軽二輪とは値段も違うので使いまわしはできませんので、必ず新たに契約しなければなりません。
原付の自賠責は解約して払い戻しを受けるのが普通かと思いますが、微々たる金額になります。
5年契約して3年で解約の場合、支払った金額の2/5が帰ってくると思ってる人が多いですが、それは違います。
5年契約の金額から3年契約した場合の金額を差し引き、そこから手数料を引いた金額しか戻りません。
つまりは数千円ですw限定的な裏ワザになりますが、もう一台原付とか持っていたら、そちらに移すことができます。この方が有効だと思います。
って言いながらもう二台ほど原付を持ってる俺もまだやってませんw

ボアアップキットの説明書(排気量がわかる)

一番大事なことは、そのキットを使用したことによって排気量がいくつになったのか?です。
これがわからないと意味がありません。
これがわかるなら説明書でもパンフレットでも大丈夫です。
メーカー、型番、ボア径がわかるようにしましょう。
コピーでも大丈夫ですし、メーカーHPからPDFをダウンロードしたりHPの印刷でも良いはずです。
俺はPDFをダウンロードして印刷しました。

印鑑(認印でよい)

まんまw

お金(重量税、ナンバープレート代)

重量税は二輪自家用で4,900円
ナンバープレート代は都道府県で違いますが千葉県は540円でした。
申請書類は40円でした。
これに上記の軽二輪の自賠責が必要です。
俺の場合はケチってw2年にして14,290円

まあザックリ2万です。
当然ボアアップ代は別ですけどw

ここまでに特に難しい部分はないと思います。
俺が事前に電話で問い合わせして用意するように言われたのはここまで。
しかし、ネットで調べてみると色々ややこしい書類が出てきます。

結論を言うと、他は知りませんが習志野に限定して言うなら

他に必要な書類は当日渡され書き込む。

ことになります。

通常の登録書類はもちろんあるのですが、改造に関する部分はおそらく一枚だと思います。
内容は排気量計算と誓約書だと思います。

だと思うと言うのは、俺は自分で作って行ったので書きませんでしたw

そこで一番確実と思われるのは、手間ではありますが、一度運輸支局に行って、その書類をもらってしまうことです。

原付を軽二輪として登録する場合の全国共通統一フォーマットなど存在しないと思うのです。
従って絶対これだけは書いてくれと言う内容さえ網羅していれば、特に決まった書式は無いと言って良いでしょう。

長年、役所に書類を提出するのが仕事でした。
この書式じゃないと受付けないと言うなら、それを公開するのが役所というものです。
それが無いので運輸支局ごとに提出書類も違ってくると思うのです。

事前に電話で問い合わせをしたときに

「誓約書とかいらないのですか?」

こちらで書類を用意しています。

「写真も必要ないのですか?」

あればありがたいですが、必須ではないです。

とのことでした。

予想ですが、おそらく習志野に関してはこういった事例が多く、独自にフォーマットを用意することになり、その記載内容だけでOKとなったのだと思います。
あくまでボアアップの場合であり、エンジンのせかえの場合はエンジン入手経路、エンジンナンバーの石刷り、写真なども求められるのかもしれません。

そんなわけで、わからないことは素直に「これはどのように書けばいいですか?」と聞けば親切に教えてくれますので簡単に白ナンバーが取得できました。

その日のうちにワープテストw
自宅~アキバが京葉~首都高錦糸町使って30分弱でしたw

墓参りも関越道使って楽々といけました。
ついでにツーリングして帰ってきたけど、360km走ってもガソリンは9リッターいかないくらいw
高速代はかかるけど燃料は2,000円かかりませんでしたw

ワープできるようになったので関東圏は実用域になりました。