車もバイクも自分でいじれる部分ならば、自分でやろうと思うし、それが好きだったりします。
車はリフトさえあれば、サス交換くらいまでは自分でやります。
スクーターなら昔の空冷2ストはほぼバラバラからでも組めると思うけど、正直エンジンの腰下はばらしたことがありません。
バイクは最近よくいじりますが、4ストのエンジンをバラす気にはなりません。
逆に言えば未経験なことも多いけど、それ以外ならチャレンジだと思っています。
いつかは自分でエンジン組んでみたいけどね・・・

若い頃はきっとそんな人も多くて、大人になると時間がないからお金を払って人にやってもらうというのもあるだろうし、そもそも素人が下手にいじるもんじゃねーって全部おまかせするのも悪いことではないと思っています。

まあ、俺は本当にお金がないけどw自分でやった方が絶対良いと思ってます。
なぜなら、自分以上に自分の車もバイクも愛着をもってる人はいないからです。

しかし、車もバイクも自分の命や他人の命にも関わる重要な乗り物。
だからこそ、それを生業にする人もいるわけで、言ってみればプロってのがいるわけです。

自分にも自分の仕事があって、至らないところだらけでも、責任を持ち、誠実に対応し、正確かつスピーディーに仕事をしようと思うし、わからないことは聞いたり、調べたり、研究したり・・・
そして失敗したり、より良くなったりを繰り返していくのだと思っています。
ときに、できないことを「できません」と言うのも仕事だと思っています。

逆に、それが仕事ではなくても、自分が人のバイクとかいじるときは自分の以上に気を使います。

当然、俺は整備士でもないし、知らないことも沢山あるド素人ですが、昔のように雑誌しかない時代ではなく、今やネットで調べれば大体のことは情報があります。
でもね、知識や理論だけじゃなくて実際やってみると、うまくいくときもあれば、そうじゃない場合もあるわけですよ。

それは自分の技術が及ばないこともあるけれど、物理的にというか、簡単に言うと「この道具がなければどうにもならない」って場面があるわけです。
で「この道具の代わりにこれを使って」って情報もあって、それを実行してみたがうまくいかないとw

さて、本題ですw

具体的に言うと「ホイールベアリングを交換したかったけど外せないからプロに任せたが、とても酷い仕事だった」という、ただそれだけの話ですw

昔、原チャリのギアを交換するために、ベアリングに圧入されているギアを叩いて抜いたことがあります。

正直、怖いもの知らずといいますかwそれでもガンガン叩いちゃいけないことくらいはわかっているので力加減を考え、ベアリングを壊さないように負担がかからないように工夫しながら慎重に少しずつ叩いたことがあります。
今回はベアリングの交換なので、ぶっちゃけ古いベアリングを破壊しようと、外せばいいのですが、打撃を加えて抜こうにも打撃を加える場所がないwいや、あるっていえばあるけど傷をつけちゃいけない部分が傷だらけになるのです。

本来なら爪を引っ掛けて引き抜くのが正解なのですが、その工具が結構なお値段。
これを頻繁にやるなら買っても損はないのですが、数回のために買う?・・・

正解は買うべきなのです。

技術に金を払わないなら、その工具のためにお金を使うのは正しいと思います。
それが嫌なら、その工具を買うより少し安い金額を払ってやってもらえばいいのです。
どっちもケチったのは自分ですから、自分が悪いんです。

これまた昔、家具屋をやっていてコンクリートアンカーなんかも打っていました。
そのコンクリートアンカーの原理というか、ようは穴に入れたら広がって抜けなくなるから、それを打てばベアリングが抜けるという実践報告や動画なんかも沢山あがっています。
しかし、真似してやってみたけど、これでは全く歯が立たないくらいの固着w
アンカーも数種用意して試しましたが、全てアンカーが抜けるだけ。
バーナーで炙って金属の膨張を利用してなんてのも当然やりましたが、どうにもなりません。

これは、この部分だけサクッとやってもらおうと、近所のバイク屋に電話するとOKをもらいました。
外したホイールを元に戻して乗って行こうかとも思いましたが、そこは根性でリアホイールを持って炎天下の中1キロ歩いて持っていきました。
別にこれも他にも方法があるので、ただ苦労したというだけの話です。

さて、問題はこのホイールからベアリングを抜くという作業と、そのあと圧入すると言う作業がありますが、ここは圧入もお願いしてしまうことにしました。

ホイールの両側にベアリングが1個ずつ、真ん中にディスタンスカラーというものが入っています。
このディスタンスカラーって必要なの?と思うのが素人なんでしょうねw両側から荷重がかかるベアリングを支える重要なパーツだということを学びました。

当然アクスルシャフトが入って回転する部分ですから傷があってはいけなくて、ベアリング交換時はこのカラーのチェックも必要です。
ベアリングは片側は指で回すとゴリゴリした感覚があり、これは駄目だなとハッキリわかります。
もう片側はちょっとガタがあるように感じるし、どうせなら交換しちゃいましょう。
実はもう1つ、スプロケットハブにもベアリングが入っていますが、これが超なめらかに動きます。
これが正解なんだなと、これまたハッキリわかります。
ディスタンスカラーは傷もなく、イカレかけたベアリングではありますが、両側に軽く当たるくらいでベアリングの動きを妨げるような圧力はかかっていません。
この感覚を覚えておかなきゃなと思っていたのですが、ここは圧入もプロに任せるのだから安心だと思っていました。

ホイールを預けて45分、終わったと連絡があって引取に行ったのですが・・・

圧入されたベアリングは指で回りません。
新品のベアリングを渡したのにですよ!
更に指を突っ込むとディスタンスカラーの内側は傷だらけ。
ギュウギュウに圧入されていて、全く加減なんてものを考えていない。

俺「これベアリング回らないですよ!」

バイク屋「いや、これで正しいから。カラーは少し傷ついたけどシャフト通れば大丈夫だから」

人間あまりにも強い衝撃を受けると怒ることさえ忘れますね。

以下、思ったこと・・
こいつ、素人以下だ!これで後輪ロックして俺が死んでも知らぬ存ぜぬなんだろうな。
こんな奴がプロのバイク屋とは一体何なのだろう。
せめて抜くだけにしてもらえば良かった・・・いやそれでもディスタンスカラー傷だらけは駄目だろう。
こんなにディスタンスカラー傷だらけで良いなら、俺だって音さえ気にしなければ抜けるさ!

とまあ、工賃取られてカラーは駄目にされ、一度圧入されたベアリングなんて再利用できるわけもなく・・・一体なんなのでしょうね。

整備に関する知識が無いならプロとは呼べない。
知識に伴った技術が無いのもプロとは呼べない。
どっちもなくて、勉強もしないなら、それは素人以下。
人から金をいただくプロとして、あなたは恥ずかしくないんですか?
素人だってカラーに必要以上の荷重をかけちゃいけないことを知っている。
そもそも組み上がった状態でベアリングが回らないなんて失敗以外のなにものでもない。

これ、もし俺がバイクに乗って行ってお願いしたら、そんな状態さえわからないまま「はい、できました」って言われるんだよな。

こんな思いをするなら、同じお金をかけるなら、やっぱり工具にお金をかけよう。
人にやってもらうなら、大きなチェーン店の方が、まだ看板の分だけまともな仕事をしてくれそう。
本当にいい勉強になったので、俺もバイク屋にいい勉強をさせてあげようと思います。

あっ、俺が悪いんですよ。

でもねw