高校生の時、友人がスクーターを買って乗回しているころ、俺は免許さえ持っていなかった。

しかし、憧れだけはあったし、そもそもバイク雑誌の国産車オールアルバムみたいなものを買って、スペックとかを調べるのは好きだった。
学校の勉強は全くできなかったが、そんなことだけは事細かに覚えたものだw

ただのお買い物バイクであるスクーターにスポーツ性を求め始めた時代。
どうやったら速くなるのか?そもそもミッションではなく無段変速とはどんな機構で実現されているのか?
図解入りで説明されている記事を読んで理解し、どのパーツを交換すれば速くなるのかは頭ではわかった。
しかし、パーツを交換するどころか、スクーターを所有してなくて、運転すらできない俺にその知識は何の意味があったのだろうw

それが実体験になるのは二十歳を過ぎてからであった。

バイク雑誌には沢山の種類がある。

新車を中心にした総合的な雑誌、改造、カスタム雑誌、走り屋系、原付特化、暴走族・・・
今でも続いてる雑誌もあれば、廃刊になったものも沢山ある。

俺は改造、カスタム系、原付系が当てはまるのだが、もっとも縁が無いのが暴走族系の雑誌だ。
走り屋ってほど走りこむこともなく、レースがしたいわけでもなかったけど、シグナルGPとか街中で負けない程度には速く走れるようになりたいってのはあった。

暴走族はただうるさいだけで、速くもなく、そのセンスが理解できない改造の数々w
そんなもんが載ってる雑誌は、笑うために見る程度の認識だった。

そんな暴走族系の雑誌にライダーコミックというものがあった。
シンナーがやめられるおまじないとか、本当に腹をかかえて笑うような内容しか書いてないと思っていたけど、その中の漫画に興味をひかれた。

正式に名前があるようには思えなかったが、あえて言うなら「BIG HON おズさん」wである。
内容は原チャリ初心者たちにおじさんがチューニングを教えていくといったものだった。
漫画で仕立ててあるから、楽しみながら、構造が勉強できるという暴走族雑誌にはもったいない内容だったが、俺の頭もその程度だったのだろうw

バイクも扱っていたけど、スクーターに関する部分だけを集めた増刊号が発売されたのだが、これが俺の教科書となった。

スクータースーパーチューニング増刊

高校生のときに基本は理解していたつもりだったが、おもしろかったし、基本から丁寧に解説してくれているから本当に何度も何度も読んで、メーカーの整備マニュアルを買うまでは、これ一冊で勉強して、いじるときもこれを片手に作業していた。

以降、毎月ライダーコミック発売日を楽しみにする愛読者へと変わっていったのであるw

上記の増刊号のカラー写真ページにある初期型DIOは俺の目標であり、ほぼ同じ形に完成させた。
もちろんその写真を読者投稿コーナーに送ったのは言うまでもないw

最近はモトチャンプくらいしか読まないが、これほどまでに初心者にやさしく原理や、手順まで教えてくれることは無い。
ネットで情報は沢山あるけど、質問コーナーを見ても「どうやったら速くなりますか?」「100km出ますか?」と言った頭の悪い質問が多と、これを読んでから聞け!と言いたくなるほど、いつの時代にも必要な教科書だと思う。

まあ、俺はこのblogでやろうとは思わないけどねw

ちなみに俺は老後の楽しみに盆栽をいじるかのように、モンキーをいじろうと思ってるw
それは若い頃から思っていて、老後でもこのモンキーってジャンルはあるだろうなと思ったし、何より金がかかるから、経済的に余裕があるであろう年寄りになるまでやめておこうと思ったが、どうやらそうゆう兆しは全く無く、やるなら死ぬ前にやっとけくらいの勢いであるw

そんなときを夢見ながら読んだ「いとしのモンキー」も懐かしい。

暴走族系の雑誌だったライダーコミックが、こうしたスクーターや4ミニ系の雑誌へと変わっていく最中に俺は出会ったらしいので、人によっては全く違う雑誌と受け止めるかもしれないが、俺はそんなライダーコミックが大好きだったな~w
 
そして、その掲載されていた漫画も、ある意味わかる人にしかわからない漫画として大好きだ。

ふとネットで見つけてとてもうれしくなったので書きました。